2018/05/22 ALD発明者、Picosun社取締役のトゥオモ・スントラ博士がミレニアム技術賞を受賞

2018年5月22日、原子層堆積法(ALD:Atomic Layer Deposition)の発明者であるトゥオモ・スントラ(Tuomo Suntola)博士が、そのライフワークを表彰され、2018年のミレニアム技術賞(Millennium Technology Prize 2018)を受賞しました。ミレニアム技術賞は、よりよい生活のための技術革新に対してフィンランドが贈っている賞です。表彰は2年に一度行われ、社会、ひいては人類全体に対する科学技術革新の広い影響を重視している、世界中のあらゆる分野の科学者が候補対象とされる賞です。


スントラ博士は1974年にすでにALDを発明していましたが、当時は時代が技術に追い付いていませんでした。2007年にようやくマイクロチップメーカーのインテルがトランジスタ製造にALD技術を使い始めたことで半導体産業全体に革命を起こし、ALDの需要は爆発的に増大しました。今日、ALDはパソコンやタブレット、スマートフォン、LED照明、様々なセンサ類や自動化装置はもちろん、時計部品・宝石・コレクターコインや、医療器具、インプラント、製薬など、あらゆるものに使われています。

スントラ博士は、2004年に設立されたPicosunに まずは技術アドバイザーとして、やがて取締役兼株主の一人として最初期から参加しました。博士は現在も取締役兼株主として、会社の発展に尽力されています。

Picosun oyプレスリリース: Picosun congratulates Dr. Tuomo Suntola on the Millennium Technology Prize 2018(英語サイト)

フィンランド技術アカデミー: Millennium Technology Prize 2018(英語サイト)


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